若手社員に伝えたい、若いうちから貯金をすべき理由

世の中には「若いうちは貯金をしなくても良い」と言う意見があります。
私の周りでも、会社の先輩、同期から言われることがあります。
「若いうち」というのは、新卒入社から5年目くらいでしょうか。

この意見は正しいのか? 否か? 私の考えも含めて考えてみたいと思います。 

■若いうちは貯金をしなくても良い理由

「若手であれば、お金を貯める時間はまだまだ沢山残っているので、若いうち(独身時代)しかできない遊びや、同期との親睦を深めるために、積極的にお金を使うべき。同世代の仲間は時間と共に結婚などで遊べる機会が減るので、若い時に遊ばずにお金をちまちま貯めていては、お金がある程度溜まって「いざ遊ぼう!」と思ってもその頃には遊ぶ相手がいなくなっている」

というのが私が一番良く聞く理由です。実際に私も新入社員の頃はそう考えていました。
今は半分賛成で半分反対といったところです。

■時間と共に遊ぶ機会が減るのは事実

年次を重ねる毎に同期や学生時代の仲間と遊ぶ機会がへるのは事実です。実際に私はそうですし、先輩に話を聞いても、「減っている」と答える人の方が多いです。皆、結婚で身が固まったり、他の事に興味を持ったり、他に気の合う仲間を見つけたりと、徐々に疎遠になっています。

■とは言え、貯金は必要

同期や学生時代の仲間と盛大に遊ぶとしても、貯金はある程度しておくのがおススメです。何故なら「貯金をすることで遊びの幅が広がる」からです。
給料を毎月使い切っていては、遊ぶにしても、質が限られてしまいます。単純に、給料以上にお金のかかる遊びができません!(ローンを組めばできますが…)

その例が「海外旅行」です。例えば、手取りが20万円だとして、毎月20万円をキレイに使い切って貯金は0円だとします。その状態で、友人からオーストラリア旅行(予算20万円)に誘われたらどうでしょう。行きたくてもお金が無くて行けませんよね??(ローンを組めば行けますが…)

オーストラリア旅行は無理だとしても、7万円のグアム旅行はどうでしょう? これも正直キツイと思います。手取り20万円の中には家賃や生活費も含まれているので、1カ月の給料から7万円を捻出するとなると、他の出費をかなり切り詰めないといけません。しかも7万円にプラスして現地で使うお金も必要です。

こういう時にクレジットカードを使えば良いと思うかもしれませんが、上記と同様に生活費が圧迫される事になるので、オススメはしません。特にリボ払いは非常に手数料が高いので要注意です。

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■貯金が無いと、遊びと言っても飲み会ばかり?

旅行の例のように、貯金が無いとまとまったお金が必要な遊びができません。すると極端ですが、貯金をしてないと「若いうちしかできない遊び」と言いながら、結局は飲み会やカラオケくらいの遊びしか出来ません。

■毎月3万円の貯金で遊びの幅がぐっと広がる

もし、毎月計画的に3万円の貯金をしたとすると、半年で18万円が貯金でき、それを使って海外旅行に行くことができます。しかも年に2回海外旅行に行けます。
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ですから、「若いうちは貯金をしなくても良い」と言えども、遊びの質を高めるために、計画的な貯金はするべきです。

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■貯金ができないサラリーマンのための貯金ノウハウ■
第1回 貯金の目的と目標を決めよう!
第2回 お金が貯まる仕組みを作る
第3回 一カ月の予算を決める
第4回 支出を管理する
第5回 予算の進捗管理
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