前回、貯金が出来るようになる3つのポイントの1つ目、「貯金の目的と目標を決める」について説明をしました。
(おさらい)貯金が出来るようになる3つのポイント
- 貯金の目的と目標を決める
- お金が貯まる仕組みを作る
- 支出をコントロールする
第2回は、2つ目の「お金が貯まる仕組みを作る」について説明します。
「お金が貯まる仕組み」には更に2つのコツがあります。
2-1.自分の取り分を最初に取る
2-2.一カ月の予算を決める
今回は「2-1.自分の取り分を最初に取る」について説明します。
自分の取り分を最初に取る
■貯金はあなたの利益
仮に、貴方自身が会社だと仮定をしてください。労働力を他社(勤め先の会社)に提供することで、お金をもらっている分けです。
この時、貴方がもらう給料は毎月の「売り上げ」にあたります。
そして1カ月の生活費は「売り上げ」を得るために使った「経費」になります。
「経費」の中には、新しいスーツの購入費用やクリーニング代、食費、光熱費、飲み代まで含んでいます。
「売り上げ」から「経費」を差し引いた残りのお金が「利益」となります。つまり、「貯金」をするには給料から日々の生活費を差し引いた残りのお金(=「利益」)を確保することが肝となります。そして「貯金」=「利益」と考えた時、「貯金」こそが真に貴方の取り分だと言えます。
「貯金」= 「自由に使えないお金」と捉えると貯金が辛くなる。「貯金」=「自分の真の取り分」と捉えよう。
■自分の取り分は最初にもらおう!
1カ月頑張って仕事をした貴方には、給料(=売り上げ)から一番最初に自分の取り分(=貯金)を取る権利があります。
「お金が貯まる仕組み」は、給料から一番最初に自分の取り分を差し引く仕組み。つまり給料から天引きで貯金をする仕組みを作ってください。貯金の鉄板です。
月末に残ったお金を貯金に回そうと考えても、上手くできないのが人情、、天引き貯金の効果は絶大です。天引き貯金であれば、毎月一定額を貯金できるので、貯金の計画も立てやすくなります。
天引き貯金の金額ですが、手取り月収の2割くらいがおススメです。手取り月収が20万円もあれば毎月4万円を貯金します。これで年間で約50万円貯金できます。
手取りがもっと多い人は、貯金の割合を増やしても良いでしょう。逆に手取りが少なくても、頑張って2割の貯金はキープしたいところです。
■おススメの仕組みは財形貯蓄
自動的にお金を貯める仕組みとして、おススメは給料天引きの財形貯蓄です。財形貯蓄は一般の口座に比べて引出す際に手間がかかるので更にGoodです。
私はみずほ銀行の積立定期預金を使っています。財形貯蓄では無いですが、給料支給日に貯金分のお金が自動的に定期預金に積立られる仕組みです。
同じような仕組みはいろいろな銀行で提供されていると思いますので、探してみてください。せっかくなので幾つか紹介してみます。
【みずほ銀行の積立定期預金】
私が利用しているサービスです。毎月自動的に積立られます。
毎月の積立額は5000円から始められます。
会社の財形貯蓄に比べ、積立額の変更が容易です(窓口で依頼すれば、スグに対応してもらえる)
http://www.mizuhobank.co.jp/saving/tsumitate/t_teiki.html
【三菱東京UFJ銀行の積立定期預金】
みずほ銀行の積立定期預金とほぼ同様のサービスです。
http://www.bk.mufg.jp/tameru/yen/tsumitate/btm/
【その他、新生銀行の円定期預金】
自動積立機能はありませんが、元本保証で利息が抜群に良いので掲載しました。
私が利用しているみずほ銀行の場合、60万円の定期預金の利息が60円でしたが、新生銀行の円定期預金なら6カ月で約1200円の利息が貰えるみたいです。
http://www.shinseibank.com/powerflex/yen/sup_ytd_feature.html
最後に、今回の内容を纏めます。
- 貯金は利益。自分の取り分だと考える
- 給料が出たら、最初に自分の取り分を確保する
- 財形貯蓄など、自動的にお金が貯まる仕組みを作る
次回は第3回「一カ月の予算を決める」