海外旅行はWifiレンタルより現地のSIMが断然お得! ベトナムでの買い方や、得する金額を纏めてみた。


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購入したSIMフリースマホ Huawei P10 liteを持って、いざベトナムへ。

僕以外のメンバも会社の知り合いからSIMフリー端末を借りて臨みました。1台は中国の高性能スマホ(シャオミ)、もう一台はノキアのWindowsフォンです。

今回の目的地はベトナム第三の都市、ダナン。近年はビーチリゾートの観光都市として日本でも有名になりつつあります。
成田からの直行便もありますが、本数が少なくて予約できなかったので、ハノイ経由でダナンに向かいました。

ベトナムの空港で4G対応のSIMカードを購入。思った以上に快適!

もともとダナンで現地のSIMを購入するつもりでしたが、ハノイでの乗り換え時間が長かったことに加え、国内線の乗り換えで空港のロビーに出られたことから、ハノイの空港でSIMを購入することにしました。

SIMの販売店ですが、空港の両替店がSIMも販売しているパターンが一般的のようです。下の写真がSIMを購入した店とプランが書かれたメニュー表になります。

写真に写っているメニューはこんな感じです。全てプリペイド式の使い切りです。
上から、

  • 10日間限定 通信容量7GB ベトナム国内での音声通話付き 約1250円
  • 7日間限定 通信容量7GB データ通信のみ 約950円
  • 日数限定無し 通信容量10GB データ通信のみ 約1250円

SIMカードの値段やプランは店によって異なりました。全体的に言えるのは、使える期間と通信容量が大きいことです。また、ベトナムでは2016年頃から急速に4Gが普及し始めたそうで、恐らく4G対応のSIMしか売っていない状況です。これは有難い。

プランについては正直、通信容量3GBで 500円くらいを期待していたのですが、空港には無かったので 7GB 約950円のプランを選びました。
購入したSIMの通信会社はベトナムで恐らく3番目くらいのシェアを誇るVinaPhone。

購入時に特別な手続きは不要で、店員は英語が話せます。
端末を渡してSIMを入れてもらい、ものの2,3分で完了。SIMフリー端末側は何も設定しなくても使えるようになりました。下の写真は購入したSIMと4G回線に接続していることを示す端末のスクリーンショットです。

他の2人も同様に使えました。

なお、使用後にSIMカードを返却する必要はありません。

海外SIMを利用したことで、どのくらい節約できたか!?

日本でWifiをレンタルした場合と、ベトナムの空港でSIMを購入した場合で比較してみます。

今回の旅程は5日間。
日本のWifiレンタルの定番、イモトのWifiで5日間、ベトナム向けにWifiルータを借りた場合の見積りは以下のとおり。
※旅程は今回と同じ日数、曜日で見積りをしています。

まず、イモトのWifiの場合、2017年9月現在、ベトナムでの4G通信に対応していません。3Gしか選択できませんでした。
加えて、9/30まで総額から500円引きとなるキャンペーンを実施中なので、通常だと6,590円になります。

これは他のWifiショップでも同様だと思います。

その他の条件についても、Wifiレンタルと海外SIMを比較すると以下の通り。

Wifiレンタル 海外SIM
通信速度 3G 4G
1日の通信制限 500MB 1GB
費用 6,590円 950円

海外SIMを利用した方が、高速通信や1日に使える通信量も多い上に5,640円も安いです。更に、旅程が長ければ長いほどお得になります。10日間ならWifiレンタルする場合の1/10程度でスマホを利用する事ができます。

また、

SIMを購入すればWifiルータを持たずにスマホ1台で出歩けるというメリットがあります。荷物が減らせ、Wifiルータの充電を気にする必要もありません。
Wifiレンタルの場合、一緒に渡航したメンバでシェアするケースが多いと思いますが、その場合、Wifiルータを持っている人と一緒に行動しないとスマホが使えない問題があります。一方、SIMの場合は全員が購入する事で個別行動の時もスマホを使いまくれます。これは特に1人でタクシーに乗った際などに力を発揮します。今回の渡航ではGoogleMapが大活躍しました。

以上より、
SIMフリー端末を持っていたら海外SIMを買う方が圧倒的に有利です。

ちなみに、日本の大手キャリアのSIMのままでもスマホを利用できますが、値段がびっくりするほど違うのでオススメしません。
参考に、下記は予約無しでdocomoのローミングサービスを使った場合の値段

1日当たり、24.4MBまで1,980円。2,980円で通信容量制限無し。

つまり、今回の使い方だと 2,980円 ✖️ 5日間 = 14,900円。 海外SIMの15倍の値段…

実際にベトナムのSIMで通信した感想

今回、ダナンの市街地、ビーチエリア、ホイアン(観光地)が行動範囲となりました。

道中、建物の中を含め、繋がらなくなるという事は、ほぼ皆無でした。強いて言えば、空港の出発ロビーで少し通信が不安定になる程度。

通信速度については、街中でもたまに4Gから3Gになる事がありましたが、ネットやGoogleMap、Messengerの利用において遅いと感じる事はありませんでした。

ちなみに、5日間で利用した通信量はスクリーンショットの通り。ホテルやカフェではWifiが利用できたこともあり、全日で1GBも使っていません。笑

まとめ

  • ベトナムでは、空港で簡単にSIMカードが入手できる。
  • ベトナムのSIMは、旅程によるが、概ねWifiレンタルの1/5〜1/10程度の価格で条件も良い
  • タイ、マレーシアでもベトナムと同様に1000円以下でSIMカードを入手可能

今のところ、日本人が海外SIMを利用する上で一番のネックはSIMフリー端末の入手だと思います。

しかし、AppleStoreで購入したiPhoneであればそもそもSIMフリーですし、僕が買ったような安いSIMフリー端末も増えています。
また、現在は大手キャリアで購入したスマホでも条件を満たせばSIMロック解除をしてもらう事ができます。解除にかかる手数料は3,000円くらいです。

なので、これから海外に行こうという方は、海外SIMの利用を前提に準備をしてみては如何でしょうか。

日本で使っている端末とは別にSIMフリー端末を用意する場合、メッセージのやり取りはLINEよりfacebookのMessengerがオススメです。
LINEは1つのアカウントを1つの端末でしか使えないですが、Messengerの場合は複数の端末で使えます。つまり、日本で使っているMessengerのアカウントを海外でもSIMフリー端末で使う事ができます。
メッセージの送受信に加えて音声通話もできます。もちろん写真や動画も送れます。

渡航先によってはSIMの入手に手間がかかる(インドは大変だというい噂あり)ようなので、下調べを忘れずに…

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