クレジットカードで失敗しない為に知っておくべきこと

前回の記事 > 若手社員ほど陥りやすい、クレジットカードの自転車操業

前回はクレジットカードの自転車操業に陥るパターンや抜け出すのがどれだけ大変か、紹介をしました。今回はクレジットカードの自転車操業に陥らないための対策を書きます。

クレジットカードで失敗しないために知っておくべきこと

自転車操業に陥らないようにする2つの簡単な対策

この2つのうち、どちらかでも出来れば概ね自転車操業を防ぐことができます。

・少なくとも給料1カ月分のお金を貯金しておく
・カードを使ったら、同額の現金をすぐに確保する

少なくとも給料1カ月分のお金を貯金しておく

自転車操業に陥る原因はカードの引き落としで生活に必要なお金が足りなり、生活費もカードで賄うようになることでした。給料1か月分の貯金があれば、カードの引き落としがあっても生活に必要なお金は確保でき、足りない生活費をカードで賄う必要が無いので自転車操業には陥りません。
私も新入社員の頃にカードの使いすぎで自転車操業に陥りかけましたが、学生時代からの貯金があったので助かりました。

ただし、初めから貯金の分も見込んで1月の給料以上の金額をクレジットカードで使った場合、自転車操業を防ぎきれません。

カードを使ったら、同額の現金をすぐに確保する

クレジットカードは使っても手持ちのお金が減らないため、お金を使っている感覚が薄く、お金の使いすぎを招きやすい。更に、飲み会などで建て替え払いをして現金を集めた時に、お金が増えたわけではないのに、増えたような気になってしまう。
これは現金とシンクロさせて管理することで防げます。カードを使ったらその分のお金を必ず生活費とは分けて管理します。

【おススメの方法1:クレジットカードの引き落とし専用口座を開設して、カードを使ったらそこに入金する】
銀行口座を1つや2つしか持っていないなら、この機会にクレジットカードの引き落とし専用口座を作るのがおススメ。カードを使ったら、使った分の現金を直ぐに専用口座に入金しておきます。飲み会で集金したお金も手を付けないように財布とは別に管理し、出来るだけ早く専用口座に入金しておきます。
加えて、専用口座にする操作は入金(預け入れ)だけなので、間違っても衝動でお金を引き出さないようキャッシュカードは家の棚の奥に保管しておきます。入金(預け入れ)は通帳だけあればできます。

【おススメの方法2:カードで支払った分の現金をクリアファイルで管理】
既にたくさんクレジットカードも銀行口座を持っていて、これ以上口座を増やしたり手間をかけたくない方におススメなのは、カードで支払った分の現金をクリアファイルで自宅で管理する方法です。私は直ぐに実行可能という点で、こちらの方法を使っています。
クリアファイルを買ってきて、カードで支払ったら、利用明細と支払いと同額の現金をセットでクリアファイルに入れておきます。ETCなど、明細が発行されないものについては金額と用途のメモを現金とセットにして保管します。
カードの引き落とし日の直前または、引き落とし日が過ぎたら、カードの引き落とし口座に保管していた現金を預け入れます。

おススメした2つの方法は特に高度なことをしているわけではなく、とても簡単で誰でも実行可能です。こういう簡単な方法でも確実に実践することで自転車操業は確実に防げます。

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