アウトレットモールでアウトレット専用商品と真のアウトレット品を見抜く方法
先日、買い物に誘ってもらった勢いでアウトレットモールへ行き、冬向けの服をまとめ買いました。
(服は基本的に夏と冬でまとめ買いしています。)
下の写真は戦利品です。
開けてから気づきましたが、ぜ〜んぶ黒! なんだかよく分かりません。
・Tomorrow Land ズボン。半額で 7,500円
・Journal Standard 部屋着っぽいズボン。アメリカ製。7割引で 3,000円
・ナノユニバース ロンT 投げ売り 900円
冬物って感じじゃないですね!
人気セレクトショップの服がお得に購入できるアウトレットモール。しかし実際はアウトレットモール専用の商品が大部分を占めるようになっています。アウトレット専用の商品は一見お得に見えますが、原価も安いので、見分ける事が出来ないと損をするとまで言われています。
既に知っている人もいると思いますが、今回は知らなかった人のために、アウトレットモールの実態や、真のアウトレット商品を探す方法を書きます。
アウトレットモールの実態(メンズ編)
まず、アウトレットモールによくある有名セレクトショップと言えば…
・ユナイテッドアローズ
・アーバンリサーチ
・ナノユニバース
・Journal Standard
・ビームス
・ships
・Tomorrow Land ※ちょっとレアかも
が定番だと思います。
10年以上前、アウトレットモールがまだ珍しかった頃、アウトレットモールに展開するセレクトショップは1シーズン前の商品や季節はずれの商品、B級品やサンプル品を割引して販売していました。
しかし現在、商品の7、8割くらい(割合は僕の感覚です)がアウトレットモール専用の商品で締められるようになりました。
アウトレットモール専用の商品とは、最初からアウトレットモールの店舗で販売することを前提に作られた商品です。だから、街中にある通常の店舗には並ぶ事はありません。
そして、始めから通常の店舗より安い価格で販売することを前提としているので、原価が安く、通常の商品とは全く別のラインで製造していると思われます。なので、アウトレットモールに行ってアウトレットモール専用品を購入するのは、アウトレットモールまで出向く本来の意味が無いと言えるかもしれません。
このようになった理由。仮説ですが、、
- アウトレットモールの店舗が増えて、通常の店舗から出るアウトレット品だけでは商品のやり繰りが出来なくなった。
- アウトレットモールの店舗に来る人と通常の店舗に来る人とは客層が異なり、アウトレットモールの店舗に来る人はデザインや生地、仕上がりへの拘りは少ないが、代わりに価格重視である。
辺りだと思います。
アウトレットモールで本当のアウトレット品を見分ける方法
1.ブランド名
アウトレットモール専用商品は通常の店舗で販売されている商品とブランド名が異なります。まずは、ブランド名を把握することで簡単に見分けることができます。
各ショップが展開するアウトレットモール専用商品のブランドを一覧にします。
ショップ名 | アウトレット専用のブランド名 | 通常のブランド |
---|---|---|
ユナイテッドアローズ | Rhythm of Life / A Day in the Life など | green label relaxing / Beauty & Youth / UNITED ARROWS など |
ビームス | BEAMS HEART | 左記以外のブランド名。ただのBEAMSなど。 |
ナノユニバース | nano universe BASEMENT / NANO base | 左記以外のブランド名。United tokyoなど。 |
ships | 値札に「outlet original」と書いてあるらしい | SHIPS / Jet blue など |
アーバンリサーチ | ブランドタグの無いもの | UR Doors など |
Journal Standard / EDIFICE | simplicity plus | ただのjournal standardやEDIFICE |
2.値段が書かれているタグ
ブランド名が該当せず、かつ定価(そこそこ高い)に割引シールや割引ごの値段が貼られていたら、通常の商品である可能性が高いです。
例えば、ビームスは定価が書かれたタグに「30%OFF」や「50%OFF」のシールが貼られて販売されている事が多く、分かりやすいです。
また、タグに年期が入っている(折れていたり、やれていたりする)ものは通常の商品である可能性が高いです。なぜなら、真のアウトレット商品は”売れ残り”な訳で、その分、何度も運ばれたり畳まれたりしている訳です。そうなれば必然的にタグに年期が入ります。
反対に、綺麗なタグに最初から印刷された値段で売られているものは、アウトレット専用商品である可能性が高いです。
3.生産国
日本製や米国製、ヨーロッパ製の商品は、高い確率で通常の商品である可能性が高いです。特に米国製やヨーロッパ製でアウトレット専用品らしき商品には出会った事がありません。
ちなみにアウトレット専用品が多いと感じるショップは、アーバンリサーチ、ナノユニバース、ビームス。
反対に少ない(というか無い)と感じるのは Tomorrow Land です。ネットでも Tomorrow Landはアウトレット専用商品を置いていないという話が沢山見つかりました!
個人的に、ビームスは通常の商品を置いていた場合の割引率が高く、当たれば最高! という印象があります。ちなみに下の写真のズボンはアウトレットモールのビームスで70%OFFの4,000円で書いました。(派手なので売れなかったのか…?)
アウトレット専用商品ってダメなの? いや、ダメでもないと思うよ。
ネットで調べるとアウトレット専用商品は酷評されている事が多いです。ユニクロよりも値段が高くて品質が悪いという意見もあります。そのため、
「アウトレットモールで服を買ってはいけない」
「商品の違いを見極められないとアウトレットモールでは損をする」
という意見が多くあります。
しかし個人意見としては、アウトレット専用商品が全てダメという分けでは無いと思います。僕も専用商品だと分かっていながら結構購入しています。例えば下の写真の服はナノユニバースのアウトレット専用商品。
専用商品のメリットだって有ります、、。
例えば、アウトレット品に比べて当然在庫が豊富なので、サイズやカラーが揃っている事が多いです。更に、全体的にデザインが無難且つそのシーズンの流行に合わせたモノが多く、着やすいと思います。また、セールの季節になると、アウトレット専用品にも割引タグがつき、爆安で買えたりします。
逆に、真のアウトレット品は所詮”売れ残り”であり、全てのサイズが揃っている方がラッキーだと言えますし、少しデザインが個性的な商品や、定価がとても高い商品が多い印象です。
ファッションに自信のある人なら、個性的な真のアウトレット商品を6割引、7割引の投売り価格で買い、それを上手く着こなす事を1つの遊びに出来ると思います。
こんな記事を書いていたいので、またアウトレットモールに行きたくなって来ました!