婚活女性に人気の年収600万円独身男性 Instagramと現実のギャップ

サラリーマンの平均給与が420万円程度の現代、独身で年収が600万円あれば、裕福な生活が出来そうです。
例えば、頻繁に海外旅行に行ったり、有名なレストランで食事をしたり、ゴルフをしたり、ハロウィンやクリスマスに仮装パーティをしたり…。
そんな年収600万円で派手に遊ぶ男性のInstagramやfacebookを見た女性は、きっと夢を持つ事でしょう。
婚活女性の多くが年収600万円以上の男性を理想にしています。そして、女性の期待に反して年齢25〜35歳で年収600万円以上の独身男性は全体の3.5%しか存在しないことが婚活界では有名です。
とてもレナな存在の年収600万円独身男性ですが、実際はどのくらいお金に余裕があるのでしょうか?
結論から言うと、現実は恐らく女性が想像しているほど裕福な生活をしていません。
確かに裕福そうな事はできます。しかしそれは”たまに”で、普段は地味な生活をせざるを得えません。
Instagramやfacebookなど、SNSに投稿する派手で気合の入った生活を毎日続けるには、年収600万円じゃ足らないのです。
何でそんな分かったような事が言えるの!?
それは、希少であるハズの年収600万円独身男性が自分の周りには沢山いるからです。
今回は都心に住む、年収600万円 独身男性(派手系)のInstagramと普段のギャップを紹介します。
年収600万円独身男性が使えるお金は?
始めに、年収600万円あるとお金をいくら使えるのか計算してみました。
年収600万円の手取り
ちょうどこの記事で手取りを計算していたので、数字だけを持ってきました。年収600万円の手取りは下記の通りです。
月収 | 賞与(1回分) | |
---|---|---|
額面 | 33.3万円 | 100.0万円 |
手取り | 25.1万円 | 83.3万円 |
※1回の賞与を月収の3ヶ月分として計算しています。
余裕がありそうでも、意外にお金が足らない
賞与も含めた1ヶ月の手取りは、約39万円。十分に多そうです。毎月の家賃が9万円(都心で管理費込み)とすると、月に使えるお金は30万円。ここから水光熱費や通信費を引くと、約28万円。
これでも十分に多い気がします。
でも、実際は、贅沢をするには足りません。
例えば…
・平日のランチ代:1.5万円/月(週に2回は会社近くの1000円ランチに)
・週末の遊び代:8.7万円/月
・金曜日の飲み代:4万円/月
・年2回の海外旅行(アジア近隣を中心に..):3万円/月 ※年間で36万円
これで残りは、10.8万円/月
10.8万円から食費や、日用品にかかるお金、人によってはクリーニング代、スーツや靴を買ったり、ブランドの鞄や財布を買ったり、お部屋の家電やインテリアを揃えたり、ご祝儀を払ったりすると、意外にカツカツです。
しかも給料を全て使うパターンなので、年収600万円 独身 貯金無し が出来上がります。
週末の遊び代8.7万円は多そうに見えて、割と妥当。
ゴルフに1回行ったら、交通費 + プレー代 + プレー後の飲み会(だいたい有る) 合わせて2万円は超えるはず。
金曜日や土曜日に合コンっぽい飲み会をした場合、
1次会は少しお洒落なバルでアラカルトで注文:男性は1人6,000円
2次会は普通の居酒屋でワイワイ:男性は1人4,000円
その後、電車が無くなる時間までカラオケ:男性は1人8,000円
帰りのタクシー:4,000円
→合計:22,000円 毎度ありがとうございますm(_ _)m
※実体験です
結婚式に呼ばれた場合
1次会のご祝儀:30,000円
2次会の参加費:8,000円
2次会で知り合った女性陣と3次会:男性は1人4000円
からの、カラオケ:男性は1人6,000円
→合計:48,000円 毎度大変ありがとうございますm(_ _)m
※実体験です
さて、前置きが長くなりましたが、ここからが本番です。
積極的に女性との飲み会を開いたり、ハロウィンやクリスマスのパーティに参加したり、ワインバーやクラフトビールのお店をInstagramに投稿したりする、「派手系」な年収600万円独身男性のギャップを見ていきましょう。
年収600万円独身男性 Instagramと普段のギャップ
男性のスペックは下記の通り
名前:六百 万太郎
年齢:30歳 独身 彼女募集中
年収:605万円
仕事:大手メーカー勤務 主任
学歴:都内のMARCHクラスの私立大学を卒業。
趣味:飲み会、ゴルフ、海外旅行。最近は仮想通貨の売買を始めた。
住所:会社や主要な繁華街へのアクセスと利便性を考え、都心の賃貸マンションに住んでいる。
飲み会のギャップ
Instagram:週末は表参道や原宿のイタリアンでお洒落にワインを楽しむ
普段:安い居酒屋に行く事の方が圧倒的に多い。生ビールの値段で店を決める!
飲み会の頻度が多い独身男性、万太郎。毎回お洒落なレストランやバーで飲むにはお金が足りない。更に飲み会以外にもやりたい事は色々ある。すると必然的に普段は安い居酒屋をハシゴする事になる。値段の高いお洒落な店はデートやコンパなど、「ここぞ」の時に利用する。
お洒落な店にそこそこ詳しく、生ビール300円以下の安い居酒屋にも詳しく、飲み会の場所選びに関しては万能人間と言える。店選びに迷った時は是非相談してみよう。
ゴルフのギャップ
Instagram:平日の朝から優雅にゴルフ。
実際:平日の朝はプレー費が安いから、年休を取ってゴルフに行く。車はレンタカー。
お金持ちのスポーツなイメージのゴルフ。年収600万円あれば割と頻繁に楽しむ事が可能だ。しかし他にもやりたい事はあるし、1回1万円くらいかかるプレー費に加え、交通費や、ゴルフ後の飲み会代もかかる。安いに越した事はない。更に最近は上司から年休を取れとのオーダーが多い。となれば平日の午前中のゴルフが最適だ。
出来れば自分の車で行きたいところだが、都心のマンションに住んでいると駐車場代が高いし、電車がとても便利なので、車の購入には踏み切れない。レンタカーを借りるのはお手の物だ。
ちなみに欲しい車はレクサスのNX。
海外旅行のギャップ
Instagram:東南アジア旅行で旅慣れた大人を演出。
普段:1年の大半は家と会社の往復です。
まるでプロトラベラーのような写真をInstagramやfacebookに投稿する。旅慣れた感じを醸し出すが、サラリーマンなので普段は家と会社の往復である。それでも既婚の同期や子持ちの先輩に比べると海外旅行の頻度は多いので、会社では「海外旅行が趣味の人」で通している。最近は旅行用にGoproを買った。
また、エコノミーシートで快適に過ごす方法に詳しいので、色々と聞いてみると良い。
住んでる家のギャップ
Instagram:南国風家具と間接照明がお洒落な1LDKのリゾートマンション
実際:ワンルームに家具を詰め込むから部屋が狭い。しかも北側。
インテリアへのこだわりは強く、数万円〜十数万円するソファーやテーブルを買う。部屋をお洒落に見せる間接照明は必須アイテム。
しかし都心で広い家を借りるにはお金が足らない。都心で1LDKの築浅マンションを借りようとしたら、家賃は15万円近くする。だから1Kの部屋に無理やり家具を詰め込む事になり、部屋の中がぎゅうぎゅうになる。
30代になってから女性を部屋にお招きする頻度が少なくなったため、最近では物を沢山持たないミニマリストのライフスタイルに関心が出てきた。
クラブでのギャップ
Instagram:VIPシートでボトルを入れてカンパーイ! 女の子にモテモテ!
実際:いつも想定以上のお会計で、支払いの時に仲間同士で揉める。
20代の頃に比べ、ゆったりと過ごしたくなったクラブ。お金をかけてでも座って飲める場所を確保したい。しかもVIPシートを抑えている方がナンパの成功率も高い。20代の時のような、とにかく回数で稼ぐナンパは卒業したのだ。
割り勘すれば1人5,6千円で使えるVIPシート。計画段階では1人1万円くらいで一晩遊ぶ見積りが作られる。しかしこういう時の見積りは大抵ハズれる。テンションが上がった男達はボトルを頼みまくり、気づけば1人3万円オーバー。なんと見積りは300%以上に上振れした!
年収が600万円あれど、一晩で3万も4万も使えるほど余裕は無い。だからお会計の時は全員がお金を出し渋る。
貯金のギャップ
Instagram:最近流行りのビットコインを購入したらしい万太郎さん、きっと金融資産が余っているに違いない
実際:貯金と言えるお金は無い
貰っている給料は多いが、使う額も多いので、貯金に回せるお金は無い。だから現実は貯金と言える程のお金が無い。
しかし年に2回、手取り80万円くらいボーナスが貰えるので、本人に貯金が無いという感覚はあまり無く、貯金が無い事に対する危機感も希薄。実際にはボーナスはカードの支払い等々で半分くらい消化されてしまうので、仮に会社が倒産して失業したら家計は3ヶ月も持たないだろう…。
しかしそこは大手企業に勤める万太郎。会社が倒産するなんて想像出来ないし、その気になれば纏まったお金をスグに貯められると思っている。
まとめ
今回は年収600万円で比較的派手に遊ぶ独身男性のギャップについて書いて見ました。
「みんなこうだよ」という感じに書きましたが、一概にこんな人ばかりではありません。
そこそこ遊びたいけど貯金も始めたい年収600万円独身男性には、こんな記事が参考になると思います。
・僕がExcelで700万円貯金した方法を試してください
・お金を貯める5つのコツ
最後に、、
年収600万円独身男性もいつか結婚をします。きっと年収も年齢と共にもっと増える事でしょう。女性の皆様、暖かく見守ってください。