お金持ちが大きな冷蔵庫を買わない理由

ざっくり言うと
  • 大きな冷蔵庫を買うことで連鎖的に食費の増加やダイエットのための出費を招く
  • この現象を「大きな冷蔵庫がもたらす貧乏スパイラル」と呼ぶ
  • 貧乏スパイラルに陥らないためには不用意に冷蔵庫を大きくしない事が重要。既に大きくした場合は冷蔵庫で保管しないものを使って冷蔵庫を埋める事で貧乏スパイラルを抑止できる。

 

大きな冷蔵庫がもたらす貧乏スパイラル

 大きな冷蔵庫を買う事で起きやすい現象がこれです。

  1. 大きな冷蔵庫を買うのにお金がかかる
  2. 冷蔵庫のスペースが増えた事で無意識に食品を買う量が増えて食費が嵩む
  3. 買い過ぎた食品を無理やり消費する事で太り、ダイエットにお金をかけるようになる

 

 
散財を引き起こすこの連鎖をサラリーマン貯金塾では「大きな冷蔵庫から始まる貧乏スパイラル」と呼びます。

 

大きな冷蔵庫を買うのにお金がかかる

 基本的に大きい冷蔵庫ほど高価です。400リットルを超える家庭用冷蔵庫はいろんな便利機能が付いていて面白いですが安くても15万円前後、最新式の高いものは20万円以上します。買うだけで大きな出費です。
 150〜200リットル程度であれば5万円程度、200〜300リットルでも10万円以下で購入でき、導入コストを下げられます。冷蔵庫が大きくなる事と便利機能がプラスαの出費にとって妥当かどうか再考する価値はあると思います。

冷蔵庫が大きくなると沢山買いたくなる

 自分の家の中、親戚の家の中、友人の家の中、いろいろな家の中を見たことがあると思います。それらを思い出してください。どの家もサイズ相応に家具や家電、その他のモノがあると思いませんか? 多少の差はあれ家の広さとモノの量には相関があると言えませんでしょうか。恐らくスペースに合わせて物の量が変わるのが自然の摂理なんだと思います。
 すると冷蔵庫について同じ事が言えます。150リットルの冷蔵庫を使っていた人が400リットルの冷蔵庫を買って中身を入れ替える。すると冷蔵庫の中はがら〜んとします。がら〜んとしたまま維持できれば問題無いのですが、たいてい、先ほどの摂理が働いて徐々に冷蔵庫の中が埋まっていきます。
 150リットルの冷蔵庫に収まる食品で生活できていたのですから、400リットルの冷蔵庫を買って増えた食品は「余分」です。150リットルの冷蔵庫で生活していた時を基準としたら食品を買うための出費が無駄に増えたという事です。

ダイエットにお金をかけるようになる

 冷蔵庫が400リットルになっても人が消費できる食品の量は150リットルの時と基本的に変わりません。なので増えた食品はそのまま食べ切れない食品です。しかし捨てるのは勿体無いと言ってたいていは余った食品を無理に食べるようになります。食べる量が増えたのでたいてい太ります。そして今度はダイエットが必要だと言ってジムの会員になったりサプリを試したりと、ダイエットにお金をかけるようになります。

 

大きな冷蔵庫から始まる貧乏スパイラルを防ぐには

 冷蔵庫を大きくしないのが一番の対策です。まだ大きな冷蔵庫を買っていない人は一度考え直した方が良いかもしれません。大きな冷蔵をに買い替えても貧乏スパイラルに陥る可能性が低いのは、家族が増えて家庭内の食品の消費量が増える場合です。冷蔵庫を使う仕事をするケースもあるかもしれませんが、これは稀ですし普通は仕事用の冷蔵庫として別に購入するのが普通と思います。

 「冷蔵庫の中身と買い物の管理をしっかりすれば大丈夫」と考えた方は自分の家の中を見てください。モデルルームやホテルのような状態を維持できている方は恐らくそれが出来ます。
 反対に部屋の中にモノが沢山ある。特に観賞用の物を除いて1ヶ月以上使っていないモノが部屋の至る所にある方については、失礼ですが恐らく冷蔵庫の管理は無理です。最初の1、2ヶ月管理が出来れば良いという訳ではありません。自分もこのタイプなので冷蔵庫を大きくしない作戦を取ってます。

 既に大きな冷蔵庫を持っていてこの貧乏スパイラルに陥っていると感じている方でも対策は可能です。食品以外の傷まないもので冷蔵庫をある程度埋めてください。空箱やティッシュペーパーの在庫など嵩張るものが良いです。後は冷蔵庫で保管していないインスタントラーメンなどの食品がある場合はそれらも冷蔵庫を埋めるために使ってください。
 冷蔵庫が大きくても埋まっていれば余分な食品を買うことの抑止につながります。

 
今回は大きな冷蔵庫から始まる貧乏スパイラルについて解説致しました。

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