4月から新社会人の皆さんは、初任給までの出費に気を付けて~!
4月から新社会人になる皆さんは期待と不安を抱きつつ、入社式までは卒業旅行や打ち上げで盛り上がり、入社した後は同期社員との飲み会に花を咲かせるのではないでしょうか。私が新社会人になった4月、5月は、ほとんど毎日同期と飲み歩いていました。
お金がかかる新社会人の4月、お金に関して1つだけアドバイスをさせてください。それは初任給が出るまでは、学生時代の貯金で生活をしないといけないということです。
■新社会人の4月はお金がピンチ
卒業旅行やサークルの打ち上げ、新生活の準備で就職直前の1月~3月は出費が嵩みます。なので3月中にお金を使い切っる人も珍しくないかと思います。3月中にお金を使い切ってしまったら、4月は初任給が貰える中旬か下旬頃までお金を使わずに生活をしなければいけません。しかしお金が無くても、新しい人と出会い、皆でワイワイ飲み会をするような環境にいたら、自分だけ真っ直ぐ帰宅したり、休日も遊びに行かずに我慢するのは難しい… そして既に空の財布を更に追い込む状況になります。
■足りないお金をクレジットカードで賄うのは危険
お金が無くても飲み会に行きたい場合、クレジットカードを使うのが便利ですね! しかし、クレジットカードを多用するのは辞めておくべきです。カードの引き落としで現金が無くなり、翌月からもずーっとクレジットカードを使い続ける生活になりかねません。私はこれを(クレジットカードの自転車操業)と呼んでいます。
とりわけ、飲み会の会計をクレジットカードで支払うのを止めて頂きたいのは、参加者全員分を建て替えることになるからです。(飲み会で自分の分だけクレジットカード払いとか、しないですよね…)
例えば、飲み会3回分で12万円の支払い(10人×4000円×3回)をクレジットカードで建て替えたとします。この時、参加者から回収した現金10万8千円が手元に残ります。
この現金10万8千円は、手元にはありますが、本来自分の自由になるお金ではありません。しかし、飲み会の精算は完了していますし、カードの引き落としは1、2カ月先なので、手元にあるお金は自分の自由になるお金だと感じるのが人情… その後初任給が貰えるまでに10万8千円を他の飲み会や遊び、買い物で使ったとします。
すると、、初任給が貰えた後にクレジットカードの請求書が届きます。初任給が手取り18万円だとして、クレジットカードの支払いは12万円なので、自由に使える現金は6万円しか残りません。次の給料日までに不足するお金は、またクレジットカードで賄うことになります。そして次の給料日でもカードの引き落としで現金がなくなり、カードに頼る生活が続きます。これがクレジットカードの自転車操業です。
■初任給までお金が足らない時におススメする対処方法
一番お勧めする方法は、情けないかもしれませんが、親に初任給までのお金を借りることです。次に、信頼できる友達に初任給までの建て替えなど、相談してみることです。とにかく、クレジットカードで建て替えて本来自分のお金ではない(参加者から集めた)現金を手にするのを避けることが重要。
私の場合、学生時代の貯金の残りと、3月に働いたアルバイト代で初任給まで過ごすことができました。間もなく就職という方は、新社会人の4月の段階である程度お金を残しておくと、後が楽です。楽しい学生生活、新社会人生活をお過ごしください。