世帯年収600万円はお金持ち!? 1日に使えるお金を計算すると意外に余裕は…

年収600万円ってよく耳にする数値です。
例えば、こちらの記事に書かれているように、婚活女性にとって、結婚相手の男性の条件として年収600万円が一つの理想値になっているようです。

このように、何かとモテはやされる年収600万円ですが、年収600万円の家庭が1日に使えるお金を計算すると、そのカツカツさにびっくりする事でしょう。

年収600万円の人と結婚できたからと言って、「私達、お金持ち」なんて思ってはいけませんし、仕事を辞めてシングルインカム家庭になろうとしているのなら、一度考え直した方が良いと思います。

今回は、こんな感じに危機感を煽る内容です。
「年収600万円の相手と結婚できてホッとしているんだから、ほっといて!」という方は、ここまでにした方が良いかもしれません。。
「そうだ! 年収600万円じゃ足りないぞ!」「もっと稼ぐぞ!」「共働きで働くわよ!」というハングリーな方は、モチベーションアップの為に読み進めて頂ければと思います。

世帯年収600万円の家庭が実際に使えるお金はどのくらい?

当たり前の事ですが、額面で年収600万円の場合、実際に使えるお金(=つまり手取り)はもっと少なくなります。税金や社会保険料で天引きされるからです。にも関わらず、年収といったら額面を示す事が一般的です。

額面年収600万円の男性がいて、専業主婦の嫁と子供2人と生活をしていると過程します。

さて、旦那さんの手取り年収はどれくらいでしょうか?
本来は、税率表などを使って正確に計算したいところですが、細かい設定をしないといけませんので今回は概算値を使って大まかな数値を出します。

少し調べたところ、こちらの記事にあるように、額面の8割程度が手取りになる場合が多いようです。(感覚だと7割も貰えていない気がしますが…)

額面年収600万円の8割だと、手取りは480万円になります。

これ、婚活などで年収600万円を意識しすぎると、無意識に「使えるお金が600万円」と勘違いしそうですね…
勘違いと言えば、自分も就職活動中に企業の年収情報を見て、「年収○○○万円ならあの車が買える」とか、「あそこに住める」とか考えてました。
そして手取りの少なさに愕然とする事になりました。。

年収600万円の男性に拘るなら、年収800万円くらいの男性を探した方が良いかもしれません。そうすれば実際に使えるお金が600万円程度になります。

世帯年収600万円の家庭が1日に使えるお金は以外と少ない

額面年収が600万円だと手取りは480万円。
家族が1日に使えるお金は 480万円 / 365日 = 1.315万円
1万3000円程度となる。

直感だと毎日1万3000円も使えるのは嬉しい気もするが、、冷静に考える必要がある。

前述の通り、
額面年収600万円の男性がいて、専業主婦の嫁と子供2人の4人で生活をしていると過程します。

すると、1人が1日に使えるお金は1万3,000円の4分の1。3,250円程度となる。

例えば旦那さんが会社の飲み会に行って4,000円使ったら、、
その日、旦那さん分については赤字になる。

奥さんが美容院に行って5,000円使ったら、、
その日、奥さん分については赤字になる。

下の子に4,000円の服を買った日は…下の子分については赤字になる。

上の子の習い事で8,000円支払ったら…上の子分については2日間赤字…

夫婦でiPhoneを持っていて、毎月1人7000円かかっていたら、毎月それだけで家族1日分のお金を消費…

1人あたり3,250円で全てを賄わなければいけない

1日の出費を1人あたり3,250円に抑えれば良い訳ではありません。3,250円で家族の水光熱費や住宅ローンの返済、自動車ローンの返済、家賃など、全ての出費を賄う必要があります。

もう、家を買うとか無理じゃない!? って気持ちになりませんか??

更に、3,250円で賄うのは今の出費だけではありません。
子供の入学費用や学費、夫婦の老後の蓄えも1人3,250円の中から捻出する必要があります。

例えば、私立大学受験では志望学部を併願する度に15,000円くらいかかります。3学部併願すると45,000円なので、子供1人辺り約14日分の蓄えが必要です。
入学してからは学費がかかります。学費が年間750,000円(私立大学だとコレでも安い方)だとしたら、子供1人辺り231日分のお金に相当します。

では、どうすれば良いんだ…!?

貯金塾がオススメするのは2つ。

・働いて世帯年収を増やす
・計画的に貯蓄する

夫婦共働きやダブルワークを視野に…

何はともあれ、収入は多いに越したことがありません。

年収600万円の夫婦が共働きしたら、単純計算で1人が1日に使えるお金は6,500円になります。1人1日3,250円の家族と比べるとかなり余裕があります。※夫婦+子供2人の4人家族の場合

共働きだと子供を保育園に預ける必要が生じるので、収入が増える分、出費も多少増えると思います。
それに加えても、妊娠や怪我で夫婦どちらかが一時的に休んだ場合も片方の収入でバックアップできるなど、メリットは多いです。「生活の安定」を考えるなら絶対に共働きにすべきです。

“働きたくない”という理由で共働きを嫌う人は、海外旅行に行く際、エンジンが1つのジェット機か2つあるジェット機か、どちらに乗りたいか考えてください。

ジェット旅客機のエンジンは2つ付いていて、どちらか1つが止まっても安全に飛行できるので高い安全性を保っています。
鳥を吸い込んだだけで止まる事もあるエンジン。。1つしかなかったらどうなりますか…?

働き手を手厚い保険に加入させるなら先ずは共働きの検討を…
オール保証型の保険に入るだけで毎月、家族1日分以上のお金が必要です。(30代で毎月15,000〜20,000円くらいします)

共働きの必要性についてはこんな調査も行っているので参考にしてください。
普通の生活をするのにダブルインカムって必要なの??

計画的に貯金する

年収600万円もあるのに、1人1日辺りの収入にすると3,250円にしかならない訳です。大手キャリアのスマホ料金が月に8,000円も9,000円もかかる今、3,250円は非常に僅かな金額なのです。※夫婦+子供2人の4人家族の場合

その中で子供の学費や将来の資金を工面しようと思えば、計画的に貯金をする他ありません。
「余った収入を貯めよう」ではほとんどの人が貯まりません。

今貯金が出来ていなくてこれコレから始めたいという方向けに、下記の記事が役に立つかもしれません。
お金を貯める5つのコツ

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